IT×金融で社会課題に挑む
− 東海から未来を共創する −
2025.12.25NTTデータ東海は、ITの力で社会課題に挑み、地域の未来を創る企業です。 公共分野、金融分野、法人分野のお客様にむけて経営課題や社会課題を解決する様々な情報システム、ITサービスを提供しています。培った技術とノウハウを活かし、自治体や民間企業と連携しながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。
取締役第二事業部長の奥山は、2012年から3年半に渡る中国駐在を通して、「スピードと挑戦」、「柔軟性」の重要性を強く実感しました。この原体験が、現在のビジョン実現や事業運営の根幹となっています。金融分野を所掌する取締役第二事業部長の奥山が、企業ビジョンに基づく金融分野での取り組みを語ります。
この記事に登場する人
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奥山 一茂
株式会社NTTデータ東海 取締役第二事業部長
1992年NTTデータ入社
リスク管理分野でソリューションビジネスに従事し、メガバンク、地方銀行、信用金庫、ノンバンク、格付機関、総合商社等の様々な業種向けにSIサービス、ソリューションを提供。2012年から中国に駐在し、中国の地域金融機関向けに共同利用型のインターネットバンキングサービスを提供する合弁企業の董事副総経理、2015年より日本向けオフショア開発を主力事業とするグループ会社の董事執行副総裁に従事。帰任後メガバンクビジネス等を経て、信金業界向けの新規ビジネスとしてBtoBtoXの視点でシニア向けビジネス「ミナスタ!」を立ち上げ。2021年よりNTTデータ東海に着任し、地域金融機関と共に地域創生を実現するサービス「ちいスタ!」を立ち上げ、様々な社会課題解決を目指して取組中。
※掲載内容は取材当時のものです
中国駐在で得た学び − 「スピードと挑戦」と「柔軟性」の重要性 −
2012年から3年半の中国駐在経験は、私のビジネス観を大きく変えました。
当時の中国はスマートフォン出荷台数が2億台を超え、モバイルサービス市場が爆発的に拡大。Wechatの登場とO2O(Online to Offline)サービスの急成長により、生活のデジタル化が急速に進んでいました。
学び①:イノベーションを生み出すスピードと挑戦の文化
中国企業は、失敗を恐れず、圧倒的なスピードで新しいサービスを市場に投入していました。試行錯誤を繰り返しながら、生活を変える革新的なサービスを次々と創出する姿勢は、まさにイノベーションの源泉です。この文化は、日本企業が学ぶべき重要なポイントだと強く感じています。品質を重視する日本の強みを活かしつつ、「まずやってみる」「早く試す」という発想を取り入れることで、変化の激しい時代に対応できると考えています。
学び②:柔軟性を備えたサービス設計
日本の共同利用型サービスは、コスト面では優れていましたが、画一的な仕組みで柔軟性に欠けていました。一方、中国の合弁企業ではローコード技術を活用し、コストを抑えながら個別要望に迅速に対応するハイブリッド型サービスを実現。顧客の声を反映し、スピード感を持って改善する姿勢が顧客満足度を大きく高めていました。
この経験から「標準化+柔軟性」が今後の日本の金融サービスに不可欠な要素だと確信しました。多様化するニーズに応えるためには、従来の効率性だけでなく顧客に寄り添う設計が求められています。
学び③:海外でも認められた日本の運用技術
日本から持ち込んだ運用技術は、中国の金融監督機関(銀監会)の厳しい審査をクリアし、銀行業務に関わるITアウトソーシングやクラウドサービスを提供する企業として正式認定を獲得。長期間安定稼働させた実績は、NTTデータの運用力が世界で通用することを証明しました。この経験は、日本の強みである運用技術はグローバル市場でも競争力があることを再確認しました。
地域金融機関とスタートアップと共に、未来を創る − 東海から始まる挑戦 −
2021年の銀行法改正により、金融機関は金融サービスだけでなく、地域経済の活性化や事業者の経営改善を支援する非金融サービスの提供が求められるようになりました。2025事務年度の金融行政方針では、地域の持続的な発展を実現する為に「地域金融力の発揮」が明確に打ち出されました。従来の金融機能に加え、地域社会の課題解決に積極的に取り組むことが、金融機関の新しい使命となっています。
東海エリアは、愛知、名古屋、浜松がスタートアップ・エコシステム「グローバル拠点都市」に選定され、世界で競争できる新産業を生み出す取組が加速しています。なごのキャンパスやStation Ai等の支援拠点を活用し、地域金融機関とスタートアップが連携することで、地域発のイノベーションを世界へ届ける挑戦が始まっています。
こうした背景を踏まえ、私達は地域金融機関やスタートアップと共に、環境・健康・地域経済・DXなどの社会課題を解決するサービス「ちいスタ!」を始動しました。
この挑戦は、企業ビジョン「X Values(クロス・バリューズ)」の体現であり、様々なプレーヤーの価値を掛け合わせることで、東海地域から新しい未来を創り出すものです。
新しい価値を生み出す組織へ − 挑戦する文化を共に創る −
私達の本業は、金融機関向けのバンキング関連SI事業ですが、人口減少や生成AIの進化により、従来の「人月依存型」モデルは限界を迎えています。今こそ、新しい価値を創出する挑戦が必要な状況で、現在は、以下の様な取組を展開しています。
取組①:地域活性化サービス「まちtoypo」
遠州信用金庫とスタートアップ企業トイポ社と共創した地域店舗の集客とDXを支援するサービス。サービス開始から1年が経過し利用店舗が徐々に増加し地域経済の活性化に貢献しています。今後はさらに対応地域を拡大予定です。
取組②:地域脱炭素・経済活性化
豊田市と連携し、地域全体の脱炭素と経済活性化を支援する共創型プラットフォームの実証実験を推進。地域企業との連携を広げ、持続可能なまちづくりを目指します。C-Turtle 温室効果ガス排出量可視化プラットフォーム
取組③:シニアのデジタルデバイド解消
名古屋市鯱城学園でのICT講座や卒業生とのサービス共創など、デジタル活用でシニアが生き生きと暮らせる社会の実現に向けて取り組んでいます。
- 戦略の核心は「人」です。新規ビジネス創出は簡単ではなく、結果が出る迄に時間がかかります。その困難を乗り越える為、
- ·起業家から学ぶプレミアムビジネス講座の受講
- ·経験豊富なメンターによる伴走
- ·他業種の同志との交流
- こうした取組を通じて、挑戦する人材を育成し、組織全体が「変化を楽しみ、挑戦する文化」に進化することを目指しています。
この挑戦は新規ビジネスだけではありません。既存事業を担うメンバーにも、生成AIの登場で大きな変革が迫られています。新しいテクノロジーを活用し、従来の枠を超えた価値を生み出す取組が求められています。
本業と新規事業の両輪で、未来を創る組織へ − それが私達の目指す姿です。
未来を創るのは、あなたです − 変化を楽しみ、挑戦する力を −
今はVUCA時代(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity)、社会やビジネス環境は予測困難な変化が続いています。IT業界も、インターネット、スマートフォン、クラウド、AIと、何度も大きな変化を経験してきました。そして今、生成AIという次元の違う変化が進行中です。
このVUCA時代に私達に求められるのは「守るだけでは生き残れない」という現実を受け止め、変化を楽しみながら挑戦する力です。しかし、変化の中でも忘れてはならないのが、不易流行 − 本質を守りながら、時代に応じて変化する精神です。
金融システムは、人々の暮らしと経済活動を支える生命線です。高い信頼性と安定性という本質は、決して失ってはいけません。先輩方が長い年月をかけて築き上げてきた基盤を守りながら、新しい価値を生み出す挑戦を続けること − それが私達の使命です。
だからこそ、今がチャンスです。
「もっと変わりたい」「新しいことに挑戦したい」 − その気持ちを行動に変える時です。
私達は、既存事業を守りながら、新しい価値を生み出す挑戦を続けていきます。
挑戦する力が、あなた自身の価値になる時代です。
不易流行の精神で、変化を楽しみながら自己成長を。
未来を創るのは、あなたです。
あなたの挑戦が、地域を変え、世界を動かす力になる。
私達と一緒に、新しい価値を生み出す挑戦に参加しませんか?