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2019年の記事

黒部川第四発電所を見学させていただきました

更新
2019/08/01
カテゴリ
その他

黒部川第四発電所を見学させていただきました画像

第三事業部 篠田です。
関西電力様のご案内で、黒部川第四発電所の見学をさせて頂きました。

出発地点は、富山県の宇奈月温泉。
ここから終着駅の欅平まで、峻嶮な山あいをぬって、次々に現れる絶景を見ながら、トロッコ電車で登っていきます。
途中、いくつもの橋を渡り、トンネルを抜け、約1時間弱の道のりです。
トロッコ電車の終着駅である欅平から黒部第四発電所までは、一般観光客は入ることのできない地下施設。つまりトンネルの中です。トンネルの中を工事用のバッテリカーや、インクラインと呼ばれるケーブルカーを乗り継いでいきます。
途中には、発電所建設用に山の中をくりぬいて作られた、地上5階分に相当する高低差約200m竪坑エレベータや、トンネル掘削時には、表面温度が160度にもなり、多くの尊い犠牲を出して完成した高熱隧道とよばれるトンネルもあります。
高熱隧道の付近では、今もまだ地熱を感じることができ、先人達の苦労に思いを馳せながら、心の中で、中島みゆきの「地上の星」を口ずさみました。
たどり着いた黒部第四発電所は、現在は遠隔コントロールされた日本最大の水力発電施設。水力発電の仕組みを丁寧にご説明いただき、巨大なタービンが回る様子も至近距離で見学させていただきました。
そして、最後は壮大な山脈の中に、土木建設技術の英知を結集して建設された、通称、くろよんダム。大自然の中に建設された巨大ダムからは、ちょうど観光放水がされており、豪快に水が放出されている様子を真上から覗きこむと、太陽の光をあびて美しい虹がかかっていました。
黒部ダムからは、最新式の電気バスに乗車して、長野県大町市側に抜けます。
このトンネルには、小説「黒部の太陽」で描写されている、「大破砕帯」とよばれる難工事の部分がありますが、バスではほんの一瞬でとおり抜けてしまいます。

約5時間ほどかけての施設見学会は、その行程のなかで大自然の絶景を堪能し、そしてその自然に挑み尊い犠牲を出しながら建設されたトンネルや発電所、巨大ダムなどの施設を目の当たりにでき、一生の記憶に残る、大変貴重な体験となりました。
関西電力の関係者の皆様、本当にありがとうございました。

黒部ダムを観光で訪問するときには、是非下記の書籍をご一読下さい。
「高熱隧道」(吉村昭著)
「黒部の太陽」(木本正次著)

黒部ダムの開発にまつわる、先人達の壮絶な大自然との闘いの様子を事前にインプットしたうえで現地を訪れると、一層の感動を得られます。

Shinoda